親睦令和5年新年賀詞交歓会に300名強参加

関西建材商社会・日合商関西支部 =1月5日=
関西建材商社会と日本合板商業組合関西支部(支部長・丸敏幸氏)合同の新年賀詞交歓会が1月5日(木)午後3時より北区中之島のリーガロイヤルホテルに300名強が出席して開かれた。今年も昨年同様、コロナ禍を鑑みて日合商の新年会は関西支部のみが開催したという。
MCは桑原健郎氏(大合商組合長・紀洋木材社長)が担当。冒頭、MCが出席した来賓6氏[鷲見高志双日建材社長・足立建一郎日合商理事長・石本勝範日合商副理事長・稲本吉高日本合板検査会大阪検査所所長・津田潮大阪府木連会長・三宅英隆大阪府木連専務理事]を紹介したあと2団体を代表して双日建材の鷲見社長がマイクに向かった。
鷲見氏は「これほどの大人数、勢いのある会だと実感しました」としたあと旧年を振り返って「ウクライナ侵攻、インフレ、金利上昇。サプライチェーン回復の道は未だ遠し。激動の時代は今も続いているがかかる環境下でも住宅着工戸数は86万戸前後に落ち着くと予想している」と分析した。また同氏は新年の動向を「金利は上昇傾向が続き住宅に影響が出るだろう。しかしリフォームはコロナ禍でも堅調、全体としては大きく落ち込まない」と予測している。さらに、ユーラシアの10大リスクとして①ロシアと②中国を挙げ「情報を的確に捉えて対応したい。商社として安定供給に努め業界発展に尽力したい」と述べて挨拶を結んだ。
続いて日合商本部の足立理事長がお礼の言葉とともに「商社の挨拶は気楽でいい、間違っても謝らなくていいからね」と笑いながら足立節をさく裂させ「安全保障リスクが高まり防衛の地政学的リスクを再確認する時代になった。さらに増税と金利上昇がマイナス要因だ」とした上で、今年の課題として次の3点を提示した。まず①生産性アップのためにDXに取り組む②物流問題待ったなし③ベースアップ。「今年、金利は上がる」と言い切り「明るい材料は万博、関西万歳!東京は根性がない、大阪が日本をリードしてほしい」とエールを送った。
乾杯の発声は津田府木連会長。同会長は「コロナの3年、試練の時をピンチはチャンスを合言葉に乗り切ってきた」と述べ、府木連が取り組んできた諸活動、特に大阪万博の木造・木質化への活動やウクライナ支援コンサート通じて知り合ったウクライナ大使との交流等を報告して理解と協力を求め、グラスを上げて乾杯した。