秋の叙勲・褒章 | 日本合板商業組合【日合商関西支部報】

慶弔

2020年11月1日

慶弔秋の叙勲・褒章

秋の叙勲・褒章

中村暢秀氏に旭日小綬章

農林水産省が11月3日付けで発令した令和2年度秋の叙勲で中村暢秀氏(79)[〒606-0933 京都市左京区松ヶ崎西山13-5]が旭日小綬章を受章した。また、同日付で湯川昌子さん(67)[〒591-8023 堺市北区中百舌鳥町1丁63-74]が黄綬褒章を受章した。

中村暢秀氏】(一社)大阪府木材連合会前会長、大阪木材協同組合前理事長、大阪木材工場団地協同組合元副理事長、大阪合板建材商業組合元組合長、日本合板商業組合元副理事長、日本合板商業組合関西支部元支部長、株式会社紅中会長。

氏は長年にわたって木材・建材業に従事し、木材の普及推進のために豊富な知識と経験を活かして常に時代の流れを先取りし、新たな販路を開拓した。特に熊本県産木材を皮切りに国産材の普及には殊の外注力し、材木店、工務店等に安定的な国産材製品の供給に力を入れたのは氏の功績である。また、大阪府木連の会長や合板・建材業界並びに地域の団体の要職を歴任し、業界や地域の発展に多大な功績を残した。大阪府木協の長として大阪木材会館の売却・移転・新築事業に心血を注いだのは記憶に新しい。

受章に際し中村氏は「皆さんのご支援のお陰です。それ以外の何ものでもない。越井元会長が勢力を注いだ耐震工法『壁柱』の普及は道半ばで心残りだが、新木材会館が紆余曲折を経て無事に完成したことは、巡り合わせとは言え、本当に良かった」とコメントした。

【湯川昌子さん】(一社)大阪府木材連合会理事、大阪市製材業協同組合副理事長、(一社)平林会常務理事、平林会木材協同組合副理事長、大信製材㈱社長。

前社長(亡夫)の夭逝を受けて46歳で専業主婦から経営を引き継いだ湯川さんは長年に亘り木材加工業に従事し、国産材を始めとする多品種の木材加工製品の供給に多大な功績をあげた。また地域の団体や大阪府木連等の要職を歴任し、環境・木育に向ける熱い思いから各種のイベント・セミナーには積極的に参加している。特に地元平林では「平林祭り」の開催協力や木材普及啓発用のDVDの製作、出前授業等の木育活動を積極的に実践し、木材のPR活動を通して地域社会に貢献している。

「特に何をしたというわけでもなく、私なんかが頂いて良いのでしょか?正直、戸惑っています」としながらも湯川さんは「皆さんのご支援のお陰です。後継者(娘婿)も入社しました。もっともっと仕事ガンバレ!お世話しなさい!の意味の受章だと受け止め、励みにします」と笑顔で話している。

吉野石膏株式会社
トップページへ