日合商関西支部第46回総会=4月21日=大阪で開催 | 日本合板商業組合【日合商関西支部報】

理事会・総会

2023年4月24日

理事会・総会日合商関西支部第46回総会=4月21日=大阪で開催

日合商関西支部第46回総会=4月21日=大阪で開催

来年の全国大会=5月16日=京都で開催

大阪合板建材商業組合(組合長・桑原健郎氏)が主管した日本合板商業組合関西支部(支部長・丸敏幸氏、正会員79社・準会員22社・賛助会員48社)の第46回総会が4月21日(金)午後3時30分より中之島のリーガロイヤルホテル2階「桐の間」に68社(委任状29社)が出席して開かれ、丸支部長が議長となって上程6議案を審議承認、一瀉千里に議了した。

総会は藤田博昭氏(大合商副組合長)の司会で始まり、国歌斉唱、業界物故者への黙祷、来賓紹介(日本合板検査会大阪検査所稲本吉高所長・関西商社会幹事会社住友林業㈱田中耕治常務執行役員木材建材事業本部長・日本合板建材商業組合石本勝範副理事長)に続いて丸支部長がマイクに向かってまず出席各位と開催に奔走した大阪のメンバーに謝意を表し「当たり前のことが当たり前に出来なかった3年間でした。5月には5類となり呪縛から解放されます。観光客もかなり増えてきました」と世の中の動きを報告したあと「しかし我が業界の先行きは誠に不透明、斑模様です。こんな時こそマスクを外して顔を見せて相互に情報を交換する。関西の結束力で『協調と連帯』の精神に則りながら当会を盛り上げていきたい。来年の5月16日は京都で日合商の全国大会を開催します。すでに準備は始まっています。ご協力を…」と呼びかけて挨拶を結び、議長席についた。

議事は①会務報告(藤本副支部長)②会計報告(村石会計理事)③関西支部報(藤田関西支部報会計理事)④監査報告(大地監事)⑤予算案(村石会計理事)⑥次期開催地(京都)の6議案。

議事終了後、来賓を代表して石本勝範日合商副理事長が「コロナ禍でも関西支部だけが昨年、新年会と総会を見事に成し遂げた。会議はリモートでも可能だがコミュニケーションを図るのはリアルに勝るものはない」と賛辞を送り「日合商は日ベ商連から46年、ピーク時は1500社を超える会員があったが直近では1300社弱に減少している。やはり数は力なりです。会員増強への支援をお願いしたい。5月には松山で全国大会が催される。一社でも多くのご参加を…」と呼びかけ、各地区の報告に移った。

◆京都地区(國松理事長)=観光客は急激に増加しておりタクシー待ちも長蛇の列。特に京都駅では30分以上かかる。京都人にとっては嬉しいような嘆かわしいような複雑な気分。ホテルの建設ラッシュも相変わらず。地価も高騰しマンションも手が出ない金額になっている。その反面、京都では全国初の空き家税の導入(3年後)が決まっており、景観条例の見直しも検討中だと聞く。すべて市内の人口流出を防ぐのが目的。この3月に文化庁が移転してきた。総勢300人程度だが都倉俊一長官のリーダーシップと京都の発展を期待している。木材の仕事は3月末までは元気だったが4月以降スローダウンしている。

◆奈良地区(谷畑組合長)=11月頃から悪かったが4月に入ってからプレカットの図面入手が去年の良い時に戻った。今が分水嶺だと思う。良くなってほしい。

◆兵庫地区(藤本組合長)=日本海から淡路島まで兵庫県は広い。京都や大阪に比べインバウンド需要も少なく駅前再開発も遅れている。明るい話題はクルーズ船がやっと立ち寄り姫路城へのバスが増えた程度だ。観光地としては他県と違って立ち寄り県(日帰り)の宿命、お金が落ちない。それでも地価は上がっている。マンション価格も上昇している。市況は秋口から2月~3月で底を打った。4月から良くなっているが先行きは不透明だ。

◆大阪地区(桑原組合長)=弊社の客層は戸建が少なく、マンション等のビル系が多い。ホテルもまだまだ建つ、それも高級ホテルが。仕事は多忙を極め、大工不足で困っている。大合商は「変革とチャレンジ」を掲げているが自分自身もかなり変わった。会社の方向性を変えないと生き残れない。皆さんと一致団結して仕事を成し遂げたい。

総会は谷畑勝三副支部長の挨拶で幕を下ろし講演会に移った。

吉野石膏株式会社

感動の講演会 講師は さくらい・りょうこさん
テーマ:生きるを伝える

講演会の講師はパワーオカリナ奏者のさくらいりょうこさん。テーマは「生きるを伝える」。

マイクに向かったさくらいさんは「100%男性とはなんと珍しい会ですね」と発言した。男性ばかりに慣れている木材人には決して不思議ではない光景だが世の一般では異常なのかもしれない。「漢字で書けば櫻井良子(さくらい・りょうこ)だが、漢字で検索したらジャーナリストの桜井よしこさんが上位を独占して私にたどり着かない。だから敢えてひらがなにしました」という。

難病のクローン病を発病し、若いころのから演奏家(フルート)になるという夢を諦め未来に絶望するさくらいさんが、阪神大震災の被災をも乗り越え、どん底の闇の中から再出発した感動の物語を、随所にオカリナ演奏を交えながら60分、会場内に語りかけた。

とにかく「夢を持つこと」。彼女はグラミー賞をとるという夢を追い続けた。そして選択の規準を「楽しい」に置くこと。人は1日36000回選択している。迷ったら楽しい方を選択すること。さらに「心配」をやめること。心配してもなにも良くならない、心配するだけ無駄。働いている時も自分の時間、全部が自分の時間。先延ばしにしないで今やれることを今やる。生きている限り今できることがある。心配をやめ楽しいを選択することが幸せの方向を向いて生きることに繋がる。

 

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