日合商関西支部総会 | 日本合板商業組合【日合商関西支部報】

記念講演
講師：泉谷八千代さん　テーマ「激動する情報空間」

講師は元ＮＨＫのディレクターで福祉番組も数多く手がけた放送業界のプロ。まず彼女が担当しギネスに登録された「直径8㍍のお好み焼き（鉄板が8㍍）」の映像を流して場内の度肝を抜いた。今年はＮＨＫが誕生して100年、朝ドラを筆頭に番組制作の裏話を多数紹介した。彼女の役割はほとんどと言っていいほど「トラブルシューティング」。続発するトラブルの収束に奔走したのだ。

放送業界の市場規模は3兆6000億円。一方の通信業界は15兆円。世間を騒がしたフジテレビ騒動の本質は初動対応が問題だったというが講師はこの問題には深く言及しなかった。
ここからが本題の「ＳＮＳとオールドメディア」。日本人はラインが好きだが世界規模ではユーチューブが主流。ユーチューブは3割の人がテレビ画面で視聴している。これは民放テレビの脅威である。
●OSINT（オシント）・SIGINT（シギント）・HUMINT（ヒューミント）＝これからよく出てくる言葉だというが筆者は初耳だった。
●テレグラム＝秘匿性の高い通信手段。プライバシー重視。
●スターリンク＝人工衛星活用。過疎地や離島でも通信可能な優れもの。
●偽情報対ファクトチェック

諜報機関が使いそうな言葉や単語・横文字のオンパレード。世の中はどんどん便利になってゆく。しかし、シニア世代には付いていけそうもない。