2年振りに賀詞交歓会 開催 =1月5日= | 日本合板商業組合【日合商関西支部報】

親睦

2022年1月11日

親睦2年振りに賀詞交歓会 開催 =1月5日=

2年振りに賀詞交歓会 開催 =1月5日=

コロナからの復活の年 270名強参加
■関西建材商社会 ■日本合板商業組合関西支部

関西建材商社会と日本合板商業組合関西支部(支部長・丸敏幸氏)合同の新年賀詞交歓会が1月5日(水)午後3時より北区中之島のリーガロイヤルホテルに270名強が出席して開かれた。開催に漕ぎつけたものの世間はコロナ禍、支部理事会等々で侃々諤々の議論が交わされたのは言うまでもない。日合商の足立建一郎理事長が祝辞の中で「開催したのは関西支部だけだ」と主催者にお礼と称賛の言葉を送ったように新年会の開催はほとんどゼロ、普通の年なら大混雑する大阪一のリーガロイヤルホテルも当日は閑古鳥が鳴いていた。

司会は桑原健郎大合商組合長(紀洋木材社長)が担当。冒頭、司会者が出席した来賓6氏[光吉敏郎住友林業社長・足立建一郎日合商理事長・石本勝範日合商副理事長・稲本吉高日本合板検査会大阪検査所所長・津田潮大阪府木連会長・三宅英隆大阪府木連専務理事]を紹介したあと2団体を代表して住友林業の光吉社長が次の様に挨拶した。

旧年はウッドショックに翻弄され続けた1年、今もなお続いている。コンテナ不足やバンクーバーの洪水による物流の乱れが加わり、先物価格が上昇しサプライチェーンの混乱もあって先行きは不透明だ。新年も資源高とモノ不足に円安、インフレと金利の上昇、人件費のアップ等が懸念材料だ。一時的な混乱と構造的な混乱を見極めることが肝要だ。かかる環境下ながら、脱炭素社会の実現に向けては加速してゆく。また今年は国産材が見直され活用が進展する年になるだろう。旧年の自給率は41.8%に上昇したが燃料、特にバイオマスへの利用が大きく、本来の趣旨とは違う方向に進んでいる。我々は循環型社会に寄与するビジネスに力を入れなければならない。今年は寅年、強く大きく成長する年。コロナからの復活の年にしたい。

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続いて日合商の足立理事長がお礼の言葉とともに「どれだけ在庫を持てるかの世界に突入した。サプライチェーンが立ち直らないと住宅産業は停滞する。景気の悪い時の値上げは消費に影響する。先ほどの光吉社長の主張とは違うが金利は絶対に上昇しない。上がれば日本は沈没する」と述べ、新年早々の銀行回りは「高度成長期の悪しき慣習だ。まったく意味がない」と言い切り「今回の開催、大阪人はラテン系のノリの人が多い」と笑いながらエールを送った。

乾杯の発声は津田府木連会長。同会長は府木連が取り組んでいる諸活動、特に大阪万博の木造・木質化への活動内容を資料を配布して説明、理解と協力を求め「本日はこの貴重な1杯だけがお酒です」と笑いながらグラスを上げて乾杯した。

 

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