理事会・総会第41回総会リーガロイヤルホテル京都で開催

日本合板商業組合関西支部(支部長・石本勝範氏、組合員数83社)の第41回総会が4月24日(火)午後3時50分より「リーガロイヤルホテル京都」に71社(参加者総数120名超)が出席して開かれ、上程7議案を原案通り可決承認、講演会に移った。役員改選では石本勝範支部長の留任が決まった。新役員は次の諸氏。
◆支部長=石本勝範(マルコマ、大阪)
◆副支部長=松尾恭伸(大阪、丸五木材)・辻井毅(京都、辻井木材C)・安田昌良(兵庫、大善ベニヤ商会)・谷奥忠嗣(奈良、谷一木材)
◆会計理事=村石建治(大阪)
◆監事=山田稔(大阪)・織田光二(同)※理事は略
小畑育男理事の司会で始まり冒頭、石本支部長が開催に当たって尽力願った関係各位、とりわけ京都支部の辻井毅実行委員長らに謝意を表したあと「住宅着工戸数はローン金利の低下などが奏功して堅調に推移しており今年も来秋予定の消費増税の駆け込み需要も見込め、当面は底堅い。しかし中長期的には漸減傾向は否めず、既存住宅・リフォーム等の新たな市場の創出・開拓が喫緊の課題となっている」と現下の情勢を分析したあと「関西エリアは2025年の万博やIR開業等の明るい話題もあり、実現すれば経済の波及効果や雇用の創出は非常に大きい。関西支部としても有益な情報の提供や会員相互の交流を深め、ともに難局を乗り切りたい」と挨拶、議長席についた。次期開催地は奈良、平成31年4月18日(木)、会場はザ・橿原。
審議終了後、来賓の中村憲夫日合商副理事長が日産のカルロス・ゴーン氏の言葉を引用したあと「日合商は800名超のメンバーがいる。その結束力・情報力を活用することが肝要です」と述べ、各支部報告に移った。
- 大阪(松尾支部長)=近畿は分譲系(マンション)が伸びているが弊社はその需要を掴みきっていない。トラックドライバーと職人不足がネックだ。
- 兵庫(安田支部長)=兵庫は弱い。インバウンドも姫路城とアンパンマンミュージアムのみ。配送問題は根深い。
- 京都(辻井支部長)=非常に悪い。年々地場の工務店の仕事量は減り、業者間の不毛な競争に陥っている。インバンドは好調でホテル・ゲストハウスは増えている。2021年までに文化庁が移転してくる。期待したい。
- 奈良(谷奥支部長)=「建材を扱わず集成材と不燃木材のみ」と前置きして、前年比と10年前比を比較して報告した。造作用化粧板(前年比13%減、10年前比45%減)構造用化粧板(同17%減、同25%減)大断面集成材(同10%増、同2倍)中断面集成材(同9%増、同40%増)小断面集成材(同13%増、同38%増)
小憩後の講演会はインド人のRaja Sahani(ラジャ・さはに)氏が日本では「当たり前」だが外国人から見たら「素晴らしい」と思える事柄をいろんなジャンルから紹介、日本を好きな外国は「間違いなくインドが一番です」と言い切った。